
人付き合いの理不尽に傷つくのは、相手に期待しすぎているからではないでしょうか。
相手は人間です。
神ではありません。
人間はものすごく不完全な生き物です。
ミス・勘違い・ど忘れは日常茶飯事だし、嫉妬・搾取・傲慢・逆ギレなどを催すのは当たり前です。
古今東西を見てみましょう。
そして、私もあなたも。
つまり、「人間とはいつもそういうことに溢れている」ということにすぐ気づくはずです。
そんな生き物が目の前で何かをやらかしたとしても、ごくごく自然ではないでしょうか。
相手が上司だったり、偉い先生だったり、ウルトラカリスマであったり、親であったり、信頼していた親友だったり、パートナーであってもです。
なのに、「なんでこんなこともしてくれないんだ」「なんでこんなこともわかってくれないんだ」となると、もう収まりがつきません。
そんな時に、「ああ、人間だもん仕方ないよな」と心の片隅で思えれば、心がすっと落ち着きます。
時に、「だったら、こうしたらわかってくれるかも」という気も起きます。
時に、よく観察し、よく考えれば「結局(あの人は)こんなどうしようもない動機であんなことやってたのか」とわかって、自分を責めていたことがばかばかしくなります。
時に、「自分のこういうところが原因だったのかも」と、発見し反省することもできます。