中国三大悪女が自分以外の御妃にあそこまで残酷になるのはなぜ?

歴史
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中国史を見ていると、たまにぞっとするシーンに出くわします。

指先から肉を寸刻みにしてゆく恐怖の「凌遅刑」。

白起とか、項羽とか、張献忠とか、毛沢東とか、、、人民を殺しすぎ。。。

一部の宦官の悪さが半端なさすぎる。。。

民族に大量不妊治療と言う行為についてはもはや何も書きたくありません。

など。

そして、これも聞いたことはあるでしょう。

中国三大悪女による、異様に残酷猟奇的な同性いびり。。。

なぜ、彼女たちはこんなことをやったのか、、、

ひとつ思い当たる筋が出てきました

中国三大悪女とは?

①呂雉

前漢創立の劉邦の正妻です。

もとは大商人の娘。

『キングダム』で敵役として際立った存在感を放つ、あの呂不韋の一族とも言われます。

劉邦はもともと、沛県の農民の息子。

ただ、若い頃はいつも家業をほっぽらかして、遊侠暮らしに明け暮れておりました。

本来なら、呂家から見たら劉邦など門前払い、、、のはずだったのですが、劉邦の並外れた度量を認め、結婚させます。

その後は、劉邦の苦しい創業時代を支える糟糠の妻に。

将来跡継ぎになる男児も生みました。

そして、劉邦が天下を握ると、呂雉も前面に出てくるようになります。

やがて、前漢建国の功労者の多くを排除し、呂雉一族を国の要職に続々抜擢。

国を牛耳るまでにまでなりました。

ただ、呂雉が亡くなってから、前漢建国功労者の生き残りたちが結託し、呂雉の遺族たちを国の要職から追い落としてしまいます。

ちなみに、呂雉一族が政権を握った時代自体は、民に対して、負担の少ない政治を実施したため、それまで長年戦争で荒廃した民力はかなり回復していきました。

その後の長い前漢の天下のいしづえとなっております。

②武則天

引用wikipedia

唐初期に活躍。

もとは財産家武士彠の娘。

幼くして唐の後宮に入り、並外れた才色兼備を認められ、高宗の皇后になります。

さらに、武則天は唐の事実上の建国者李世民亡き後に絶大な一時代を築き上げるまでになってゆきます。

武則天のすさまじさは、自分の政治を推し進めるためなら、唐建国功労の臣どころか、自分の子供たちすら、続々と殺していくところ。

やがては、自身で唐を廃し、周(武周)を建国し、その女帝に。

自分と気質が似ているのか、娘の太平公主の才覚を大変気に入り、重用しますが、やがて、太平公主にその座を奪われてゆきます。

武則天も悪く言われる割には、狄仁傑などの無名の異能を発掘し、登用したり、李世民以来の宿敵だった高句麗を滅ぼすなど、軍事・政治に一定の成果を顕しております。

③西太后

引用wikipedia

清末期に台頭。

もとは清の中堅官僚恵徴の娘。

やはり才色兼備で、咸豊帝の貴妃となり、やがて政権を握る。

国内が腐敗し、列強の浸食の著しくなる動乱の時代にあって、日清戦争の敗北、大規模庭園頤和園の建造、義和団事件の勃発など、国家をさらに困窮させる要因を作ってしまいました。

ただ最近彼女に対する悪者一辺倒の見方が改められつつあります。

中国三大悪女による残酷すぎる同性いびりとは?

①呂雉

ターゲット・・側室戚夫人など。

威夫人の子、趙王如意を殺害。

その後、戚夫人の両手・両足を切り落とし、目玉をくりぬき、耳・声をつぶし、便所において、「肉便器」と呼ばせ、笑い転げていた、とか。。。

そのほかの庶子も次々殺害。

②武則天

ターゲット・・王皇后、蕭淑妃など。

王皇后、蕭淑妃を庶民に落としました。

特に蕭淑妃については、百叩きにした上で、手足を切り落とし、酒壺に放り込んだ、とか。。。

武則天は自分の娘すら殺しております。

③西太后

ターゲット・・珍妃、東太后、麗妃など。

珍妃を生きたまま井戸に投げ込んだらしいです。

東太后を毒殺したらしいです。

麗妃の両手足を切断し、生きたまま瓶に入れて飼っていたらしいです。。。

中国三大悪女はなぜこんな残酷な同性いびりをしたの?

どれも、パターンが良く似ていて、本当なのかな・・?作り話じゃないのかな・・?と言う気もちょっとします。

まあ、そもそも大陸の歴史は民族争覇がすさまじいですし、残酷な話自体が多いのは確かです。

まして、昔の中国は男尊女卑の儒教社会でしたから、そんな中を女性が“締める”のは並大抵ではなかったでしょう(うってかわって、今の中国は女性の立場が非常に強いですが、そうなったのはたぶん毛沢東からだろうと思います。毛沢東はガチの男女平等参画社会を目指していたようです。腕力とかそういう分野でもお構いなくです。実際に、中国の長距離列車などでは、乗車率200%ぐらいの男乗客ぎゅうぎゅうづめの中を、実に爽快に力強く突っ切り裁いていく女性車掌をたくさん見ました。街中で女と男が殴り合いになり、女性が勝った、と言う噂すら、出回っておりました。ともかく、毛沢東さん、いつものことながらのやりすぎ感満載の政治方針だと思いますが、この点について今となっては結果オーライではないでしょうか。)。。。

ただ、、、

そうなんです。

まず、中国では、浮気・不倫というものへの罪意識が日本より強いようだ、と言うことを念頭に置いてください。

その上で、

中国の女性って、浮気・不倫した旦那を責めますが、それ以上にその相手の女性に攻撃する、という独自の文化風土があります

間女さんになぐりかかったり、街中で「こいつはこんな不逞なことをやりました」とさらし者にしたり。

中国の女性の貞操感は非常に強いです。

そして、家庭を非常に大事にし、そのために尽くす傾向が強いです。

余談ですが、私は中国の女性たちの大ファンです。

感情や意見をストレートに表現し、たくましくて、おおらかな部分があり、議論はしっかりする、また、一度心を許すと情は篤いです。

それはさておき、呂雉、武則天、西太后の行いはそうしてみるとなんとなく、腑に落ちるようになってきました(3氏はそれでも極端すぎますが)。

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