超巨大覇権勢力“中国政府”とどうつきあっていけばいいのか?

歴史
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今回の一連のコロナ騒動でようやくのように世界中が思い知りました。

中国政府の底抜けの狡猾さ、無責任さ、恐ろしさ、……。

ほとんどの人は「いや、わかるだろ!」とずっと前から思っていたはずなのですが、それでもこうなってしまう・・

もはや、あそこまですくすく大きく成長してしまいました……

じゃあ、今後世界は“巨”中国政府とどうやって付き合っていけばいいんでしょう。

何か、歴史にヒントはないかと思い、探しました。

すると・・?

今の中国政府は、中華から見た北辺勢力と非常によく似ている?

中国なのに、中国の周辺勢力と似ている、というもの妙な話です。

が、どうも・・

山戎、匈奴、鮮卑、突厥、契丹、西夏、金、モンゴル、女真……。

中華の北方モンゴル高原周辺を拠点となし、遊牧生活を主に、中華とは全く違う習俗で、たびたび巨大勢力となり、中華の脅威として、時に中華を飲み込みもしました。

そして、彼らは中華勢力とのこういう相違点を持っております

☆「俺たちは世界一なんだ」というメンツに恬淡(彼らは“中華の臣”という形骸を敢えて受け持つ代わりに、中華には莫大な貢納をさせる)

☆いわゆる「ルール」も小気味よいぐらいにスルー

☆中華とはまったくちがった「エリア」で勢力を伸張(モンゴル高原や満州、西北の砂漠地帯などを地盤とし、そちらにあるいろんな民族・国などを従えていることが多いです)

☆略奪をやるだけやって、中華とバチバチになっても、広い広い大草原に自慢の騎馬でささっと逃げ込んで、追い打ち回避!

☆弱者には容赦なく、また強者には真正面からやり合うのでなく、遠目からじりじりとつけ狙い続け、相手が疲れたり、油断したところでフルボッコ!(彼らは遊牧騎馬民族です。その戦闘のやり方は日ごろの狩りのやり方に基づく部分が大きいです。どこか草原の狼のようなしたたかさです)

とことん「遊牧・戦闘(弱肉強食に勝ち残る!)」に適した風習に特化

それに比べて中華勢力というのは

☆「俺たちは世界なんだ」というプライドや思い上がりが少なからずある

☆いい意味でも悪い意味でも「ルール」にがんじがらめ

☆中華でいかに勢力を保持するかに躍起

☆高潔さが強い

☆つい真正面から勝とうとしてしまう

☆いろいろとバランスよい習俗

いわゆる今の旧西側諸国に似てませんか?

だから「良い」というところがあるのですが、ダーウィンのいう弱肉強食の自然界ではこれでは必勝とはとても言えません(ダーウィン曰く、「強いものが生き残るのではない。その環境に適応したものが生き残る」)。

実際、負かされることもよくありますね。

それに、モンゴルだって、清だって、いざ中華を制圧しちゃえば、それまでの賊同然のあつかいなんてなんのそのです。

実際に、彼らはこの世界史でそんなに一方的に非難される性格ですらありません(たとえば、清の中華支配なんて中華民族の明のものより遥かにマシに見えます)。

今の中国政府はさしずめ、既得権益に挑む辺縁勢力。

結局、中華(中央勢力)vs狄番戎夷(辺縁勢力)という図式にぴったりはまるのはその辺なのかも・・

アメリカではああいう暴動が起こるような事態になってますし・・

歴代中華政府は北辺勢力とどう相対したか?

かように、

☆一筋縄ではいかぬ

☆どうしても強くなりがち

なとんでもなく厄介な相手に当の歴代中華政府はどう相対してきたのでしょうか。

基本的にこの3つ。

対北辺基本3対策

①放棄

・・絶体防衛圏をぐんと下げます

そして、どうにか彼らが無茶をやめてくれる・やめさせるチャンスをとことん気長に待ち続けます。

その分、北辺勢力による勇躍・跳梁跋扈には涙を飲みます。

北宋の南退などはまさにこれです。

②興師征討

・・征伐です(今回の貿易戦争はこれに当たるかもしれません)

うまくいけば、根源を絶てます(斉桓公の山戎征伐)。

ただし、往々にして莫大なコストがかかります。

秦の始皇帝や漢の武帝や隋の煬帝、明の永楽帝などはこれで却って国家を危うくしております。

③姑息羈縻

・・屈従的同盟です(姫を差し出す。莫大な貢納品を捧げる)

微妙です。

というのも、北辺勢力は必ずしも約束を守ってくれるわけではありません(中華勢力もたいがいですが)。

むしろ、約束は破るものだとすら思っている節があります。

そしてこちらは、何年かに一度決まって莫大な貢納。

さらに何人かに一人、姫や臣らには涙をのんでもらわねばなりません(中華の国命で北辺に嫁いだり、出向させられた王昭君や中行説らの話は有名です)。

・・中華なんていかにも晴れ晴れしい名前ですが、その実は本当に苦心惨憺の覇権維持だったのですね・・

が、まだほかにも策があります。

そのひとつがこちら。

何亮の安辺策やいかに!

何亮は北宋代の官僚です。

当時、北には契丹の跳梁に苦しんでおりました。

何亮いわく、上の三策はいずれもダメ!

①は契丹の思うつぼ!

②はコストかかりすぎで、実益を得るのが難しすぎる

③もいたずらに契丹を肥え太らせるだけ。

じゃあ、こっちも攻守を織り交ぜた“持久策”を採ろう、というのです。

つまり、北辺との間に“一城塞を築き、良将を入れる”。

これならば、相手から打って出て来れば、ぶったたけばいいし、そうでなくても相手に圧を与えられ続けられる。

さらにダブルボランチ

その近くにもうひとつの塞をもうけ、そこに屯田をさせる。

そうすれば、そこで自活ができ、もうひとつの城に補給もできる。

このふたつが連携すれば言うことないっしょ!という何亮の弁です。

ただ、この策に安寧ばかりしていては、将来不倶戴天の大患を早いうちに叩く覇気がありません。

そして、こんなブラックな立ち位置誰も引き受けたくありませんよね。

今の台湾や韓国や沖縄県がまさにその例です(韓国に至ってはだいぶあちら側に取り込まれつつあります)。

壁を作る

今のアメリカではありませんが、中華もこれをやってます。

万里の長城です。

もちろん、これによる効果は限定的です。

また、莫大なコストもかかります。

今ならさしづめ、米ソ冷戦時代のような完全な住み分けをしてしまう、というところでしょうか。

私的には「そうなっていくのもやむなしかな・・」と思います。

遠交近攻

歴代中華勢力の“十八番”です。

今の中国政府もこれを忠実に実行しております。

遠くの勢力と仲良くやり、近場の勢力を叩く。

たとえば、漢の武帝は匈奴を叩くためにさらにその向こうにある烏孫・大宛と同盟を結び、挟み撃ちにしようとしました。

また、唐は北辺勢力とは違いますが、東の高句麗を討つためにさらに向こうの新羅と共同で事に当たり、滅ぼしました。

今の中国政府もアフリカや中南米、ヨーロッパなどとしきりに親密になろうとし、彼らと経済関係を結び、国連の票なども大々的に取り込む目算などがあります。

逆にこれをやり返しちまえ!

ということです。

南アジア、東南アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、あわよくば、中国国内の反動勢力、ひいては国民などなどまでこっち側になびいてくれれば、、中国政府を四方八方から内から外から孤立させ困らせてしまいましょう。

実際にどのようにして北辺勢力は弱っていったのか?

実際に北辺勢力がどうやって弱っていったのか見てみませんか。

そこにヒントがあるかもしれません。

山戎は中華群雄割拠の春秋時代に中華の一国“燕”を荒らしました。

が、燕の「助けて」というお願いに当時中華屈指の強国斉の桓公(アメリカ大統領みたいなもん)は、「わかったよ。おいら中華の実質的代表みたいなもんだよね」と、マジで大征討連合軍を発進させました。

幸い大成功です。

いいか悪いかはともかく、相手は「賊」ということで、謀略を駆使して大量毒殺もお構いなし(ベトナム戦争かよ・・)。

山戎の勢力はすっかり撲滅され、燕も北辺の他勢力の多くも胸をなでおろしました(ベトナム戦争時やイラク戦時のアメリカとはここが違います)。

そして、斉自体が、この権威で春秋初の覇者に踊り出ます(第一次世界大戦後のアメリカみたいなもんです)。

ただ、一応思うのは、今の中国政府の存在感は山戎とは比にならないのですね。

山戎は今でいうなら、もう二枚か三枚、格が落ちます。

さすがにこんな簡単にやれるとは到底思えません。

次に、匈奴はあの始皇帝に万里の長城を築かせるほどの脅威となりました。

中華の〇ンコ・〇ョードルこと(私が勝手に名付けました)項羽を打ち負かし、中華全土統一した前漢の劉邦ですら、匈奴の前に一度白登山に重囲され、屈辱的姑息羈縻を約束させられております。

そんな匈奴ですらも、何十年何百年と経てば、次々分裂し、やがて消滅してゆくことになっていきました(西進してフン族になったとも言われます。フン族=ヨーロッパの民族大移動の元)。

鮮卑も、後継ぎに恵まれないと途端に自壊を起こし、また中華による征討を許してしまっております。

突厥は内紛で分裂しております。

契丹は金に。西夏、金はモンゴルによって滅亡させられました。

モンゴル、清は中華を制圧しますが、次第に衰え、分裂したり、中華やその他の外国勢力に駆逐されたりしております。

(ほとんどの強大北辺勢力は中華が駆逐したのではないのですね・・)

あれに支配されるのゲロ吐きそうなんだけど、どうすればいいの?

私が思うには、もはや今の中国政府は簡単に打ち破るのは困難。

なので、「持久戦やむなし」というスタンス(結局彼らは永遠でも何でもありません。いつかは勝手に分裂し、自壊してゆきます)。

相手がポカをやるのをじっくりと待ち、真綿を締め付けるようにじりじりじりじりとやる必要があります。

つまり、こちらはしぶとくしぶとく・・

そして、あちらの自壊勢力の成長をひたすら待ち、時あらば手を伸ばし、ふっふっふ、とやるのです。

確実に仕留めるにはこれでしょう。

ただ一方で、今、中国政府は世界の多くを敵に回すことになってしまいました。

これは歴史によくある「天の声」なのか、否か。

・・・

「特に民主主義国家というのは占領するのがむずかしい」と『君主論』のマキャベリは言います。

なぜか、というと、民は一度民主主義の良さを知ってしまうと、それを手放すのが惜しくて仕方なくなるのですね。

だから、香港は抵抗を続けるのでしょう。

ただ、中国政府の支配は悪かというと、あながちそうでない部分があるように思えます。

というのも、今の中国国民を見てください。

GNP世界2位のはずなのに、いまだに月収1万5千円、政府のやりたい放題が当たり前。

でありながら、彼らは私らが思うほど不満を催しているように見えますか?

私も中国にたびたび行ったことがあるので思うのですが、彼らにとってそれは“当たり前”なのです(海外の情報は大々的にシャッタアウトされています。そんな環境の人たちが十億人以上います)。

戦前戦中の日本人だって、ああだったのです。

人間の幸福感は絶対的ではなく、相対的です。

つまり、目の行き届く周りと比べてどうか、です(アラブの石油王やアフリカの今日の水も飲めない赤ん坊ではなく、いつも顔を合わせる同僚や友人・お得意様・上司・後輩に比べてどうか)。

現に中国の国民の多くは、今の我々よりもはるかに人情の濃い部分があるのは事実であり、濃い相互扶助、濃い自己犠牲、濃い面子、濃い幸福感、・・・なんというか、人間って本当はこうだったんだろうな、と溜め息をもらしてしまう圧倒的な何かを持ち合わせているように思えます(むかしの俳優や文芸作品を見て、こりゃ俺たちには敵わんな・・と思うあれです)。

逆に言えば、私たちがまるで当たり前の酸素のように吸って吐いている独立・民主主義・自由主義・社会体制などは全然当たり前ではない、ということを想い出した方がいいように思います。

香港があそこまで抵抗したのはなぜでしょう。

チベットやウイグルがあそこまでの犠牲を払いながら、いまだに唯々諾々とはしないのはなぜでしょう。

とはいえ、もう彼ら(中国政府)はあそこまでになってしまいました・・

私的に思うのは、あれを今よりまだまだもっと受け入れる度量があるのなら、のらりくらりじりじりとやっていけばいいのでは、と思います。

ただ、無理!絶対無理!というなら、もう次は台湾、尖閣、韓国、さらに沖縄。もはや悠長なことはとても言ってられないと思うのですが(中国共産党による計画経済は想像の遥か上をいってました。それまで誰にも知られない田舎町を忽ちに十万都市の不夜城に変えてしまうとんでもない馬力があります。あのころは現場を何も見てない人々に「どうせ中国なんて・・」をさももっともらしくたらふく聞きましたが、結果どうなりましたか?ナチスドイツの歴史を思い起こさずにおれません。また日本で大地震などが起こり麻痺した時に何をしてくるか心配です)、

〇ahooニュースですら、中国がらみの投稿にはどう見ても間者の返信が大量に入り混じってますから(スパイを大事にしよう!は中国を代表する兵法家孫氏の基本です)。

昨年末にはとうとう国内に「パンダハガー(中国政府に買収された)の国会議員」が摘発されました。

もう中国政府の爪はそこまで身近になりました。

ただ、これも言わせてください。

日本自体が「いざ、中国政府に支配された方がましだった」という風には絶対なってほしくありません。

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