ゴッホのクリエイティブな名言

思想・処世術
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これは浪漫派文学ではない。全く粧(よそお)うことを知らぬ感情の強行なのである。

「貧乏とはどういうものであるか、彼女(ジイン)は知っている、僕も知っている。貧乏はよいものであろう、悪いものであろう、かまわぬ、僕は貧乏を賭してやっつける。海は危険であり、嵐は恐ろしい、それは漁夫がよく知っている。だが、危険は、海に出ない理由には少しもなるまい。そんな哲学は、好きな人にまかせておくだろう。嵐でも夜でも来るがよい。危険と危険に対する恐怖の念と、いったいどちらが始末に悪いか。僕としては、現実の方がいいね、危険自体の方がいい。

『ゴッホの手紙』小林秀雄より

(※)ジインとはゴッホの恋人です。精神病を患った娼婦でした。

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