
大阪桐蔭に完勝しての2019秋の近畿覇者。
2020選抜では優勝候補との一角として名乗りを上げる天理高校についての展望を紹介します。
圧倒的強力打線
やはり今年も打棒のチームです。
中村良二監督が選手でやっていた時の天理の打線もかなりいかついものはありました。
連打連打で止まらない、まさに「わっしょい天国」。
が、どうも今の天理とは若干毛色が違います。
というのも振りが。
今年は「あれ、西武ライオンズ?」と思うようなカッコーーン狙いのフルスイング。
秋は近畿も神宮も1試合何発ぶちこむねんという大暴れ。
下位打線でもぜんっぜん油断できません。
特に注目選手はこちら
河西陽路
(引用instagram)
中京大中京戦では1試合3本。
引っ張り打ちが強烈な左打者です。
ドラ1候補の高橋投手からは派手に場外弾!
ただ、広く、浜風の甲子園ではどうなるかがちょっと気になるところです。
瀬千皓
(引用instagram)
こちらは右打者です。
近畿大会決勝から神宮大会、計3試合連続。
こちらも全部引っ張りです。
ほんまに何人4番おるねん・・
うらやましがるプロ球団がすぐ地元にありそうです。
下林源太
(引用instagram)
近畿大会通算打率6割以上という恐怖の1番バッターです。
左ですが、左投手を相手にしても脇を開かずきっちり打ち返すことができる広角打者。
長打力あるフルスイングも魅力♡
またサードの守備も注目されております。
天理の2枚看板
庭野夢叶
(引用instagram)
エースナンバーを背負っているのは新3年生の庭野投手。
球速はさほどでありませんが、近畿大会の1回戦から準決勝まで完投する安定感があります。
達孝太
(引用instagram)
192cmの長身。
そして手足が非常に長い。
体が柔らかそう。
見るからに好投手の材料がそろっております。
近畿大会決勝では先発し、強力大阪桐蔭打線相手に7イニング4失点で突如全国的に脚光を浴びることに。
Maxは140km前半。
ただ、体が体なだけにまだぐんぐん伸びそう。
「高校では150kmぐらいまで目指そうかな」とのこと。
何せ150kmを超えると体への負担があるので、将来に取っておきたい、とか。
本人は高卒メジャーを目指しております。
この辺りの“自由裁量”はさすが中村良二監督。
将来の日本を背負って立つような生きのいい選手がこれからもいっぱい育ちそうですね。
ただ、達投手はまだまだ未完の大器です。
秋における実際の投球はコントロールがかなり荒く、また球の伸びもいまいち、三振もあまり奪れておりません。
そこを修正できれば、選抜ではチーム躍進に大きく貢献するでしょう。
高校野球離れした高校野球で旋風を!
(引用instagram奈良県勢初Vの立役者中村良二。横にいるのは本橋投手かな?)
本当に今年の天理は高校野球離れしている印象です。
ほかの記事にも書いておりますが、(いい意味で)「あれ、カリブのどこかの国のJr代表チーム?」「西武ライオンズが高校野球チーム創ったの?」みたいな。
ものすごいパワフルスイングの選手が上位から下位まで盛りだくさん!
なんだかわくわくします。
そういえば、中村良二監督はあの「いてまえ打線」の近鉄出身ですもんね。
令和の選抜幕開けを彩るにはふさわしいチームかも、なんて思ったりしております。
(高校野球関連の記事はこちら)