(引用instagram)
『まだ結婚できない男』を観ております。
生で観ればよかったのでしょうが、あちらでは適当にスルーしてしまい、たまたまamazonプライムに入会したので、タダで。
ともかく、なかなかこみ上げるものがありました。
レビューとして紹介させていただきます。
桑野さんと私
私はアスペルガーであり、前々からこのシリーズの主人公は“臭い”と言われておりました。
初作を観て、気に入って、またこちらをたまたま目にしたわけですが、個人的に実感せざるを得ないのは話題の主人公桑野さんに共感できる部分が非常に多いということ。
まあ、残念ながら、桑野さんみたいに、仕事・お金に関しては非常にうまくいっていないし、料理や家事をあまり上手にはこなせないのですが。
「結婚できない男」「まだ結婚できない男」の世界とは
まず、このシリーズの世界観を簡単に紹介させていただきます。
主人公の桑野信介は建築士。
ものすごく偏屈な性格で、「結婚は絶対にしない」を信条に誓っております。
第1作では女医の早坂夏美(夏川結衣)と、かなりすったもんだありながら最終話では結ばれることに。
今回第2作では、夏美とは別れた設定となっており、キャストのほとんどが一新されております。
桑野信介の性格はほぼ相変わらず。
弁護士の吉山まどか(吉田羊)、雇われ店主の岡野有希江(稲森いずみ)、役者志望の戸波早紀(深川麻衣)といった主要女性キャラと知り合い、前作通りにもれなくドン引きされていきます。
このシリーズの面白さは明らかにアスペルガー丸出しの桑野とその周辺のビミョーな人間模様を、とてもコミカルに、また時に鋭く演出してくれているところです。
全体的によくまとまっていて、気負わずに観れる良作だと私は思いました。
「結婚できない男」「まだ結婚できない男」レビュー
桑野さん的に結婚観を語って悪いか!!
私的に、前作の夏美(夏川結衣)さんもそうですが、今回のまどか(吉田羊)さんも、桑野さんの結婚相手には不可能だと思います。
桑野さんモードでお話しさせてください。
前の夏美さんと良い感じになり始めたころから、「地獄の始まりだぞ」と思ってました。
私の人生経験上、ああいうタイプとは百年戦争の始まりじゃないでしょうか。
あなたならわかるはずです。
この物語に携わっている方々の素晴らしいところは、その辺をしっかり心得てらっしゃる。
私の経験上、私らのような人種の男は結婚しない方がいいと思います(確率は少ないですが、成功するケースもあるようです)。
もう、身の回りもわかっていることですが、みんな不幸になる可能性が非常に高い。
まだ少し脈のありそうな有希江さん(稲森いずみさん)ですらあの様ですからね。
残念、かどうかはわかりませんけれど、もうあなたも重々ご承知のように、この今の日本においてはこれが現実です。
手前みそながら、私の人生経験上、今の日本でまだ合いそうなのは、
・硬派ヤンキータイプ(彼女らは私らの素直さに感応してくれる部分が大きいような気がします・・。前作では・・いや、なんでもありません)
・おおらかタイプ(素直で素朴で飾りっ気のない人とは相性がいいかもしれません。実際私は自然などが非常に好きです)
・我々にものすごく似たタイプ(素直に安心します。非常に刺激になることもあります。束の間かもしれませんが)
辺り(私の人生経験は乏しいでしょうがどうぞお構いなく)。
有希江さんのようなタイプは、「押されるのに弱そう」なので、押し切った後が心配ですね。
例のごとく、実は非常にドライな一面がありますし。
私らのような人種は「現実的」が一番萎えると思います。
つまり、その現実的とは「DNAの神様が」ということです。
だって、もう究極、子供が、愛が、あなたどう思います?
それよりもっと一生をかけて追い求めたいことがあると思いませんか。
とはいえ、案外女性にはまる時はどっぷり。
今風に言うならメンヘラ的と申しますか。
まあ、ど真ん中とはちょっとちがうのですがね。
なぜなら、我々の望みは大概人間ではありません。
いや、ある意味人間です。
とてもなのですが、捉え方がちょっと違うようです。
でも、それを神話にしてしまうと、さらに永続されます。
いや、これが男の幸せ、本懐。
三次元より二次元の方が好きな男子の方々。
それは徹底的に大正解だと思います。
DNAという「種の繁栄さえなされればそれでいい教の神様」は、例のごとく個人個人の本当の幸せなどというものをとことん度外視する手筈となっておりますので。
私はそういう負債を負うつもりはありません。
まあ、言っちゃなんですが、現実と言うのはあられもなく残酷ですし。
とはいえ、あいも変わらず「殖えればいい」という正義は絶対的であり、現にどんな絶海の孤島の住人でも、変に見つかりさえすればもう終わり、というとことんジャイアン的世界。
神ってやらは本当に何を創りたいのでしょうかね。
まだ比較的従順だった女性ですら、最近はスルーする人が増えつつあるじゃありませんか。
〇〇と△△をかみ合わせて悪いか!!
で、この作品の妙は明らかに“真逆”。
言っちゃ悪いですが、我々人種とフジテレビ系のトレンディドラマとは水と油。
だからこそドラマが生まれるのでしょう。
まあ、実に手垢のつきまくった典型的古典手法ですがね。
配役も明らかにコブラとマングースをかみ合わせておりますよね。
・・・
今回の作品は前作と比べて、まあ桑野さんが年を取ったというのもありますが、彼への“風当たり”があからさまにきつくなっております。
でも、個人的には、その方がリアルに近いので嬉しいです。
まあ、結局私たちはこの俗世間様では、仕事で成功してもああいう扱い、なもんなのですね。
かねてからいろいろ思い当たる節があるのですが。
まあ、結婚はしたくありません(でも、桑野さんは前作よりは結婚したくなっているようです。それが年を取るということなのでしょうか)。
今「まだ結婚できない男」が流行って悪いか!!
物語を楽しむにおいて“共感”は欠かせません。
その点、アスペルガーの私にはこの作はドンピシャです。
はっきり言って「ああ、わかる」の連発です。
そうでない人には意味不明でしょうが。
にしても、今敢えてこういう作品が流行るというのは何を意味しているのでしょうか。
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