戦国武将たちの珠玉の名言集を私の一方的好みでランキングにさせていただきました。
みなさん、それぞれに個性的です。
- 戦国武将名言ランキング10
- 第10位「常に良き友と話し、異見をも受け申すべく候 人の善悪は友による」藤堂高虎
- 第9位「真の勇士とは責任感が強く律儀な人間である」加藤清正
- 第8位「たとえ万戸候たりとも、心にまかせぬ事あれば匹夫に同じ、出奔せん」 前田慶次
- 第7位「一文は無文の師、他流に勝つべきにあらず。きのふの我に今日は勝つべし」柳生宗厳
- 第6位「一歩一歩、着実に積み重ねていけば、予想以上の結果が得られるだろう」豊臣秀吉
- 第5位「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」武田信玄
- 第4位「四十九年 一睡の夢 一期(いちご)の栄華 一盃の酒」 上杉謙信
- 第3位「勝つことばかり知りて、負ける事を知らざれば其の害身に至る。人は負けることを知りて、人より勝れり」 徳川家康
- 第2位「最期の勝ちを得るにはどうしたらいいかを考えよ」黒田官兵衛
- 第1位 「絶対に絶対はない」織田信長
戦国武将名言ランキング10
第10位「常に良き友と話し、異見をも受け申すべく候 人の善悪は友による」藤堂高虎
朱に交われば赤くなる。
人は環境によるという格言を残している偉人はほかにも多いです。
そもそもこの藤堂高虎は戦国ファンの間ではよく知られる“生涯に7度主を変転とした苦労人”。
亡くなった時にはその190cmほどの巨躯(きょく)中に数えきれないほどの傷が刻み込まれていたとか。
指もいくらか失っていたそうです。
他にもこんな名言を残しております。
『要害がいかように堅固であっても、人の心が一つでなければものの用をなさない』
『小事が大事に至らないためには、小事も大事だと思って、大事の時と同じような議論と慎重な決断を下すべきだそうすれば決して後悔することはなかろう』
第9位「真の勇士とは責任感が強く律儀な人間である」加藤清正
戦場での勇猛な槍働きで知られた清正公。
でも、天下人秀吉をも認めさせた強さとはもっと精神根源的なところにあったのかもしれません。
こんな名言も
「武士は常に、自分をいたらぬ者と思うことが肝心だ。」
第8位「たとえ万戸候たりとも、心にまかせぬ事あれば匹夫に同じ、出奔せん」 前田慶次
傾奇者(かぶきもの)の慶次らしい発言ですね。
さらに、さすがは数奇人(すきびと)。
こんな文学的文章を残しております。
「そもそも私には孝行する親もいなければ、憐れんでくれる子もいない。
私の心は墨色の衣を着る僧侶になるほど、仏道に専念しているわけでもないけれど、
髷を結うのが面倒だから、髪を剃り、手を使う事を不自由しない。
足も丈夫で、人を雇わない。病気もしないから、薬草も必要ない。
雲が出てくるのには趣がある。
詩歌に関心なければ、月、花には気を使う事もない。
寝たいのなら、昼寝て夜起きる。極楽には行きたいとは思わないが、
八万地獄に落ちる罪もない。生きるだけ生きたら死ぬだけの事。」
第7位「一文は無文の師、他流に勝つべきにあらず。きのふの我に今日は勝つべし」柳生宗厳
最大の敵は自分。
この方も目まぐるしい天下や国内の動静に翻弄され、栄耀盛衰を経験した人です。
そういった先にいたったものは“自分”だったのですね。
新陰流を世に大いに認めさせました。
第6位「一歩一歩、着実に積み重ねていけば、予想以上の結果が得られるだろう」豊臣秀吉
貧農からはいあがり、一代で天下人にまで上りつめた方。
結局、その一番のポイントとはこの一言に尽きるのでしょうか。
こんな名言も
「戦わずして勝を得るのは、良将の成すところである」
「負けると思えば負ける、勝つと思えば勝つ。逆になろうと、人には勝つと言い聞かすべし」
第5位「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」武田信玄
私ははっきり言って人付き合いは苦手ですが、この人の個性がよく表れており、またこれも一つの真理だと思います。
私はとにかく“個性”というものを大事にして、このランキングをつけております。
信玄の人生の大きなテーマは「組織の維持」
これほどまでの思いが戦国最強軍団をはぐくんでいったのでしょう。
こんな名言も
「したいことをするな。嫌なことをしろ。」
第4位「四十九年 一睡の夢 一期(いちご)の栄華 一盃の酒」 上杉謙信
一瞬は一度しかやってこない。
それを重ねて49年。
一盃の酒にたとえるところが謙信公。
こんな名言も
「心曇りなき時は人を恐れず」
第3位「勝つことばかり知りて、負ける事を知らざれば其の害身に至る。人は負けることを知りて、人より勝れり」 徳川家康
さすがに、苦労して晩成した人たちの名言は重みがちがいます。
年季が入っており、少し噛んだだけでいろんな経験が味わい深く染み出てきます。
家康はこんな名言も残しております。
「平氏を亡す者は平氏なり。鎌倉を亡ぼしたのは鎌倉幕府だ。」
第2位「最期の勝ちを得るにはどうしたらいいかを考えよ」黒田官兵衛
私たちはつい日ごろのささいなことに目を奪われてしまいます。
そういった積み重ねも大事なのですが、困ったとき、行き詰った時は今一度思い直してみる必要があるかもしれません。
あるいは、今うまいこと行っている人こそ、用心が肝要かも。
それは何に向かっているのか。
結局何を目指したいのか。
なさねばならないのか。
第1位 「絶対に絶対はない」織田信長